厳しい冬を生き抜くための知恵と工夫から生まれた
福井の伝統発酵食品

地元、福井県産コシヒカリの米糠に2年ほどつけて熟成させており、
製法にこだわって丁寧に仕上げた一品です。
福井県若狭地方は 御食国 として朝廷へ海産物を納めていた

福井県若狭地方は、朝廷へ海産物などを納める「御食国(みけつくに)」でした。
若狭国などの小浜藩領内(おおむね現在の福井県嶺南地方に該当)と京都を結ぶ街道はかつて「鯖街道」と呼ばれていたそうです。
若狭は昼夜に寒暖差のある気候、名水と呼ばれる湧水や地下水が多いなど、農業に恵まれた条件が揃った土地です。
鯖のへしこは保存食として誕生
「さばのへしこ」は福井県若狭地方、丹後半島の郷土料理で「さばの糠漬け」です。
古くから冬場の保存食として食されてきました。北陸は冬は積雪が多く寒さが厳しい上に、日本海が時化て漁が出来ない日が多いため、食料の確保は困難でした。その為、
厳しい冬を乗り越える為の貴重な保存食として鯖のへしこが生まれたのです。
漬物は長期保存が可能な食品として作られていましたが、漬物となるものは農産物が多く、水産物の漬物は全国的にも珍しいです。
重責をかけて 「圧(へ)し込(こ)む」
「へしこ」は、樽に重石をかけて漬込む、「圧(へ)し込(こ)む」事に由来しています。
簡単に言うと、「無理やりに押し込む」といった言葉の使い方をします。
若狭地方では 「圧(へ)し込(こ)む」 といった表現になり、短縮されて「へしこ」と呼ばれ、今でもその呼び方で福井県民に親しまれています。
美味しいお召し上がり方

「お刺身で…」
【1】へしこの糠を洗い落とし、焼かずに薄くスライス。
【2】薄くスライスした大根と交互に重ね、
【3】その後に、レモン汁をかけて、食べる。
【4】これが最高の食べ方です。
翌朝まで口の中に余韻が残ります。

「焼いて…」
【1】軽くグリルか、網で焼いてください。
(へしこの糠はそのままでも、洗い落としていただいても結構です)
【2】一口大の大きさに取り分けて、そのままお召し上がり下さい。
しょっぱさの中に、深いうまみを味わえます

「お茶漬けで…」
【1】ご飯の上に、炙ったへしこをのせます。
【2】お茶や、お出汁などおこのみでおかけください。
(薬味として「ネギ、ごま、梅、青じそ」などをお乗せ下さい)
薄まった塩加減と、溶け出す脂が絶妙の味を醸し出す。
初心者の方にぜひお勧めのあじわい方です。
お客様の声
- 日本酒によく合います。
- パスタに入れても美味しかったです。
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