越前焼(えちぜんやき)は、福井県丹生郡(にゅうぐん)越前町で作られている古き歴史のある陶磁器です。日本六古窯(にほんろっこよう)の一つに数えられています。
日本六古窯とは、平安時代から鎌倉時代に始まり、現在まで生産が続けられている6つの窯のことです。越前焼の他に、愛知県瀬戸市の瀬戸焼、愛知県常滑市の常滑焼(とこなめやき)、岡山県備前市の備前焼、滋賀県甲賀市の信楽焼、兵庫県篠山市の丹波焼があります。
越前焼の特徴は、釉薬(ゆうやく、うわぐすり=陶磁器の表面を覆うガラス質の膜のこと)を使わずに焼かれていることです。絵付けもされないことが多く、素朴な風合いが楽しめます。高温で焼かれる際に薪の灰がかかり、溶けて器に流れ込む自然釉も魅力の一つで、陶器と磁器の中間的な存在である炻器(せっき)で、「焼締め」や「半磁器」とも呼ばれます。
飽きのこない茶褐色で良く焼き締まった器。水を通さず丈夫なため、壺や甕(かめ)、酒器や茶器など日常生活で使う製品を中心に製作されてきました。
◇Kirariでお取り扱いしている 越前焼 ◇
<お取引先様一覧>
※順不同・敬称略。今後お取引開始予定も含む。
(クリックするとその企業の商品をご覧になれます)