蔵囲昆布で芳香な旨味
とろろ昆布


江戸時代から敦賀港で昆布が栄える

敦賀と昆布の歴史は、江戸時代から根付いています。敦賀市といえば敦賀港があり、貿易の拠点として栄えていました。江戸から明治にかけて北海道と大阪を結んでいた商船「北前船」。北前船によって北海道の昆布が敦賀におろされていました。

日本の最北端、北海道から千数百キロ離れた昆布の一大消費地、関西へ運ぶ事は大変な仕事だったため、海の静かな日本海側が北海道と関西を結ぶ交易路として発達していきます。 
北海道から運ばれた昆布が荷揚げされたのが、敦賀港です。

そして、敦賀に荷揚げされた北海道の昆布を、職人の手によって加工され、関西に出荷していました。加工品の代表例が「おぼろ昆布」で、現在も敦賀市はおぼろ昆布の生産高日本一です。現在でも敦賀市には、北海道産の良質な昆布が集結し、昆布を扱う土産物店や、手すきおぼろ昆布の製造実演が見られるお店なども多いです。

敦賀の気候条件によって蔵囲昆布が誕生

昆布は、収穫後から荷姿に仕上げるまで大変な手間と時間がかかります。
夏に収穫された新昆布が敦賀に届くのは晩秋になってから。
古来より北陸は冬季の積雪量の多い地域だった為、かさむ荷を伴う旅は困難です。そのため、敦賀で荷揚げされた昆布は、蔵でそのまま越冬し、春になってから出荷される事が多かったようです。
冬の間、蔵に寝かせておいた昆布をためしに口にしてみると、新昆布の持つ荒々しさ、磯臭さが良い加減に抜けて美味しい!
蔵で寝かせるうちに、雑味が消え、昆布本来の旨味が際立ったのです。これが、蔵囲(くらがこい)の発端でした。

昆布の老舗  奥井海生堂の 『蔵囲(くらがこい)昆布』

高級昆布の専門店 奥井海生堂は、明治四年の創業以来、大本山永平寺御用達昆布司として、暖簾の味を守り伝え、 品質の高い昆布を取り揃えています。

高級昆布のうま味をさらに増すために、 奥井海生堂 では専用昆布蔵での熟成がなされております。蔵で熟成された昆布は磯臭さや昆布臭が取り除かれ、『蔵囲昆布』として実に深い味わいを持ちます。

昆布の形態や品質は、生育環境に大きく左右される為、豊かな自然環境が、最高の蔵囲昆布を求めるために必要な条件です。

礼文島の海辺では、利尻富士の裾野に広がる雄大な利尻島や、高地でしか咲かない高山植物が咲き乱れます。
ミネラルたっぷりの海から湿った霧が花々を祖縦、それが川になり海に流れ込み、礼文島の立派な利尻昆布を育てるのです。

もう一つ蔵囲昆布で大切な事は、海から引き揚げた昆布を、その日の内に天日乾燥させる事です。
天日乾燥された昆布は適当な水分を含み、それが時間をかけて熟成する要因といわれております。 奥井海生堂で扱う昆布は、4ヶ所(地元敦賀に3ヶ所・北海道に1ヶ所)の昆布倉庫で、厳重に管理、保管され出荷されています。特に利尻島、礼文島で収穫される天然利尻昆布は、昔から『蔵囲昆布』と呼ばれ、専用の昆布蔵で1年から2年、3年と寝かされ、昆布臭や磯臭さを取り除き、うま味を増す『蔵囲昆布』に仕立て出荷されます。

美味しいお召し上がり方

三角形のおにぎりを、ほぐしたとろろ昆布で包んでお召し上がり頂くとろろは絶品です。
味噌汁やお吸い物の中に入れて頂けいても美味しく召し上がっていただけます。

お客様の声

越前和紙の素敵な箱で知人よりいただきました。利尻昆布の旨味も全然違い、いろいろな種類の昆布があったのでお料理のアレンジが楽しかったです。とても美味しくいただきました。

越前和紙箱でほんの気持ちの贈り物に

福井駅前ハピリン「Kirari」では、奥井海生堂のとろろ昆布やおぼろ昆布などの単品はもちろん、だしパックなども合わせた箱入りの詰め合わせもお選びいただけます。
越前和紙のかわいらしい箱に入った贈り物です。
越前和紙は、優雅な美しさと、触れているだけでうっとりとした肌ざわりがあります。
ちょっとしたご挨拶、心ばかりの贈り物に…
ギフトとして使って頂くと、見た目に喜んで頂けるのはもちろん、中身の昆布を召しあがった後にも小物入れなどにお使いいただけます。

とろろ昆布 50g 560円(税込605円)

おぼろ昆布 50g 600円(税込648円)
太白おぼろ 50g 1,000円(税込1,080円)

白とろろ 38g 430円(税込464円)

~お客様のご要望に合わせて箱入りの詰め合わせもご検討いただけます~
(下記 詰め合わせ例)